情報科学研究科Graduate School of Information Science and Technology
カリキュラム概要
博士前期課程
学部における3つのコースを基礎とした、「情報システム専攻」、「メディア情報専攻」、「システム科学専攻」の3つの専攻のそれぞれにおいて、情報科学に関する学術研究の推進?発展に寄与し、地域社会が必要とする情報科学に関する高度な専門知識と問題解決能力を身に付けた高度専門職業人(高度情報システム技術者)を目指します。
情報システム専攻では、(1)ネットワークで接続された大規模かつ並列的に動作する情報システムを解析?設計するための技術、(2)複雑なシステムの振舞いを記述するための数理に関する知識、(3)情報システムを管理?制御するための最適化技術、(4)通信システムを構築するための構成技術、(5)情報通信ネットワークシステムの性能評価技術、(6)安全な通信を行うためのネットワークセキュリティの技術等を習得します。
メディア情報専攻では、(1)データを効率的に蓄積?転送するための情報圧縮技術、(2)視覚的データを加工?利用するための画像処理技術、(3)音声?音響データを加工?利用するための信号処理技術、(4)テキストデータを加工?利用するための自然言語処理技術、(5)知的システムをモデル化?解析するための数理解析技術、(6)e-learning等のデジタルメディアの応用システムを構築するためのシステム構成技術等を習得します。
システム科学専攻では、(1)複雑な事象を取り扱うための非線形システムモデルの構築技術、(2)生体、脳?神経系の未来型情報処理技術、(3)医学等における実用的なシステム構築のための要素技術、(4)物理的事象を取り扱うために必要となる各種センシング技術、(5)物理的事象の観測データから有用な情報を取り出すためのモデリングや解析手法等を習得します。
科目一覧
共通科目 | 離散数学特論 |
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システム設計?評価特論 | |
分散協調アルゴリズム特論 | |
知的通信システム特論 | |
計算機アーキテクチャ特論 | |
ソフトウェア工学特論 | |
共同研究プロジェクト | |
システム科学専攻 | 複雑系シミュレーション特論 |
神経情報特論 | |
医用情報特論 | |
応用数値解析特論 | |
ケミカルセンシング特論 | |
地域環境解析特論 | |
生体機能特論 | |
情報システム専攻 | コンカレントシステム特論 |
ソフトウェアアーキテクチャ | |
正当性検証と妥当性確認 | |
確率統計解析特論 | |
通信システム構成特論 | |
ネットワークシステム特論 | |
ネットワークセキュリティ特論 | |
ソフトウェア工学実践 | |
システム管理?制御特論 | |
メディア情報専攻 | 生体センシング特論 |
視覚情報特論 | |
音響情報特論 | |
認知情報特論 | |
離散事象システム特論 | |
情報教育システム特論 |
博士後期課程
博士前期課程の3つの専攻に対応した、「情報システム分野」、「メディア情報分野」、「システム科学分野」の3つの分野のそれぞれにおいて、先端的かつ専門的知識?技術に習熟し、情報システム技術を自立して発想?開発することのできる高度な専門的職業人(先端的高度情報システム技術者)及び研究者を目指します。特に、地域産業の振興を図るため、地域に根ざした技術者?研究者として、最先端の情報技術を自在に駆使し、産業界や地方自治体を含め地域社会が抱える諸問題の解決に向けて実践的に研究開発することができる技術者?研究者を目指します。