人間発達学研究科Graduate School of Human Development
将来について
主な進路先(博士前期課程および後期課程)
本研究科の修了者は、教育や社会福祉に関わる諸科学を横断する学際的視野から、諸機関と連携しながら諸課題を鋭く分析し主体的に解決へと導く研究力と実践力を備えた専門家として、以下のような分野?専門職で活躍しています。
- ?博士後期課程 進学
- ?大学/短期大学 正規教員
例)愛知淑徳大学、中京大学、岐阜協立大学、名古屋女子大学、日本福祉大学、広島都市学園大学、東北公益文化大学、明治学院大学、岡崎女子短期大学、みずほ短期大学、東海学院大学短期大学部 - ?大学/短期大学 非常勤講師(*博士後期課程在学中を含む)
- ?スクールソーシャルワーカー
- ?国家公務員
- ?地方公務員
- ?小学校教員
- ?一般企業
- ?現職継続
例)大学/短期大学教員、障害児/障害者施設長、保育園長、子育て相談員、医療ソーシャルワーカー、キャンパスソーシャルワーカー、スクールソーシャルワーカー、小学校教員、中学校教員、児童発達支援施設職員、高齢者介護施設職員
修了生メッセージ
Y. T. さん
2018年度修了
大学院生活を通じて自分磨きをする―人間発達学研究科で得られるもの
私が本研究科を選んだ理由は、①研究したい分野の指導教員、②長期履修、③通学1時間半以内、④対面授業です。①に関しては言うまでもありません。仕事、家事?育児との三立を目指すには②と③も必須条件でした。通信という選択肢もありますが、私は対面授業でのディスカッションを希望していたので④も外せませんでした。
入学後は先が見えず辛い時もあり、楽(らく)ではありませんでした。しかし、それ以上に先生方の研究方法や豊富な知識を間近で学び、ディスカッションする時間は楽しく有意義でした。人間発達学研究科では教育、保育、福祉など多領域の先生方や院生の方々がみえるので、授業や研究報告を通して視野を広げ、考察を深めることができます。この過程を通じて、ソーシャルワーカーという私の仕事についても目指す方向が明確になりました。
先生方、仲間、家族、職場の同僚…協力してくださったすべての方に支えられた、あっという間の3年間でした。この3年間で時間の使い方と気持ちの切り替えが多少はうまくできるようになったかなと思います。現在は、県大の研究環境が忘れられず、ソーシャルワーカーとして現場で働きながら後期課程で研究を続けています。
F. N. さん
2015年度修了
専門職で求められる力量に対応した研究基礎力と幅広い視野を得ることの魅力
大学院の講義は討論や学生の発表を中心として進むため、レジュメの作成や発表の回数、一回の講義で読む文献の量の多さに驚きました。また、レジュメ作成に際して、当初は関連する文献や資料の参照にも苦労しました。しかしそれらを通して、研究に対する姿勢の基礎が培われ、鍛えられたように思います。
人間発達学研究科には様々な分野の研究を行っている教員や院生がおり、多くの交流を通して広い視野を得ることができました。また、その中で自身の研究テーマとの関連が見つかったり、新たな知見が得られたりと、とても充実した院生生活を送ることができました。
現在保育士として子どもに関わる仕事をしていますが、このような院生生活は現在の仕事にも役立っています。今、私が直面している子どもの抱えている課題には、それまでの子どもの育ちや回りの環境との関わりなど様々な要因が関わっています。関連機関との連携など幅広い視野を持って支援を行う上で、大学院での学びは貴重な体験となっています。